水道ぼったくり被害は、様々な手口で行われます。ここでは、実際にあった高額請求事例を公開し、ぼったくり手口とその対策について解説します。ある事例では、夜中にトイレが詰まり、インターネットで見つけた業者に電話したところ、すぐに駆けつけてくれたそうです。業者は、トイレのつまりを解消した後、「排水管が劣化している」「このままでは水漏れする可能性がある」などと言って、高額な排水管交換を勧めてきました。依頼者は、夜中で判断力が鈍っていたこともあり、業者の言うことを信じて、排水管交換を依頼してしまいました。しかし、後日、他の業者に見てもらったところ、排水管は劣化しておらず、交換する必要はなかったことが判明しました。このケースでは、業者は不安を煽り、不必要な工事を勧めて、高額な料金を請求していたことになります。別の事例では、蛇口から水漏れがし、インターネットで見つけた業者に修理を依頼したところ、業者は「蛇口の内部部品が特殊なもので、入手困難だ」などと言って、蛇口全体の交換を勧めてきました。依頼者は、仕方なく蛇口交換を依頼しましたが、後日、ホームセンターで同じ蛇口が安く売られているのを発見しました。このケースでは、業者は嘘をついて、不必要な蛇口交換を勧めて、高額な料金を請求していたことになります。これらの事例から学ぶべきことは、業者の言うことを鵜呑みにしないということです。業者は、専門的な知識を持っているため、一般の人は業者の言うことを信じやすいですが、中には嘘をついて、不当な利益を得ようとする業者も存在します。業者の説明を鵜呑みにせず、複数の業者に見積もりを依頼し、内容を比較検討することが重要です。また、インターネットで料金相場を調べて、業者の提示する金額が妥当かどうか確認することも大切です。もし、業者の説明に納得できない場合は、その場で契約せずに、消費者センターや弁護士などの専門機関に相談しましょう。消費者センターでは、消費者からの相談を受け付け、業者との交渉をサポートしてくれます。弁護士に相談すれば、法的なアドバイスや、訴訟などの法的手段について検討することができます。
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