カランの種類と特徴!単水栓、混合栓、サーモスタット混合栓の違い

カランには、いくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。ここでは、主なカランの種類と、それぞれの特徴について詳しく解説します。まず、「単水栓」は、最もシンプルな構造のカランです。水またはお湯のどちらか一方だけを出すことができ、温度調節はできません。単水栓は、主に、手洗い場や、庭の水栓など、温度調節が必要ない場所で使用されます。構造が単純なため、故障しにくく、価格も比較的安いのが特徴です。次に、「混合栓」は、水とお湯の両方を出すことができ、温度調節が可能なカランです。混合栓には、2つのハンドルで水とお湯の量をそれぞれ調節する「2ハンドル混合栓」と、1つのレバーで水量と温度を調節する「シングルレバー混合栓」があります。2ハンドル混合栓は、昔ながらのタイプで、レトロな雰囲気があります。水とお湯の量をそれぞれ調節できるため、微調整がしやすいのが特徴です。一方、シングルレバー混合栓は、レバーを上下左右に動かすだけで、水量と温度を調節できるため、操作が簡単です。最近の住宅では、シングルレバー混合栓が主流となっています。さらに、「サーモスタット混合栓」は、温度調節機能が内蔵された混合栓です。サーモスタット混合栓は、設定した温度のお湯を安定して出すことができるため、シャワーや浴槽など、温度変化が気になる場所で使用されることが多いです。また、小さなお子さんや、高齢者のいる家庭でも、安心して使用できます。これらの他にも、センサーで手を感知して自動で水が出る「自動水栓」や、シャワーとカランが一体になった「シャワー付き混合栓」など、さまざまな種類のカランがあります。カランを選ぶ際には、使用場所や、目的、そして予算などを考慮して、最適なものを選ぶようにしましょう。