洗濯機の下水臭対策として、市販の洗濯槽クリーナーだけでなく、重曹やクエン酸を使ったお手入れ方法も効果的です。ここでは、重曹とクエン酸を使った、洗濯機のお手入れ方法について解説します。まず、重曹は、弱アルカリ性の性質を持ち、油汚れや皮脂汚れ、水垢などを落とす効果があります。また、消臭効果や、研磨効果もあります。洗濯槽の掃除には、重曹を1カップ程度、洗濯槽に直接入れ、高水位まで給水し、「洗い」コースで5分程度運転します。その後、一晩(6時間程度)放置し、再度「洗い」コースから「脱水」まで運転します。排水口や排水ホースの掃除には、重曹を排水口に振りかけ、その上から熱湯を注ぎ込むことで、汚れを浮き上がらせて落とすことができます。次に、クエン酸は、酸性の性質を持ち、水垢や石鹸カス、尿石などを落とす効果があります。また、除菌効果や、消臭効果もあります。洗濯槽の掃除には、クエン酸を1カップ程度、洗濯槽に直接入れ、高水位まで給水し、「洗い」コースで5分程度運転します。その後、一晩(6時間程度)放置し、再度「洗い」コースから「脱水」まで運転します。排水ホースの掃除には、クエン酸を溶かした水を排水ホースに流し込み、しばらく置いてから、水で洗い流すことで、汚れを落とすことができます。重曹とクエン酸を同時に使用する場合は、まず、重曹で洗濯槽を洗浄し、その後、クエン酸で仕上げ洗いをするようにしましょう。重曹とクエン酸を混ぜてしまうと、中和反応が起こり、それぞれの効果が弱まってしまいます。重曹とクエン酸は、どちらも自然由来の成分であるため、環境に優しく、安心して使用することができます。また、市販の洗濯槽クリーナーに比べて、安価に入手できるのも魅力です。ただし、重曹やクエン酸を使用する際は、必ずゴム手袋を着用し、換気を十分に行いましょう。また、洗濯機の種類によっては、重曹やクエン酸の使用が適さない場合もあります。取扱説明書を確認するか、メーカーに問い合わせてから使用するようにしましょう。
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