まだ使えるけれど不要になったウォシュレット(温水洗浄便座)、あるいは比較的新しい機種に買い替えるために取り外したウォシュレット。これらを単にゴミとして処分してしまうのはもったいないと感じる方もいるでしょう。実は、状態や機種によっては、ウォシュレットを売却して処分するという選択肢も考えられます。ウォシュレットを売却する方法としては、主にリサイクルショップへの持ち込みや、フリマアプリ・ネットオークションへの出品が挙げられます。リサイクルショップでは、専門のスタッフが査定を行い、買い取り価格を提示してくれます。持ち込めばその場で現金化できる手軽さがメリットですが、衛生用品であるウォシュレットの買い取りを行っている店舗は限られている可能性があります。また、製造年が古いものや、状態が悪いものは買い取りを断られたり、非常に低い価格になったりすることも覚悟しておく必要があります。事前に電話などで買い取りの可否や条件を確認しておくと良いでしょう。一方、フリマアプリやネットオークションは、自分で価格を設定して出品できるため、リサイクルショップよりも高値で売れる可能性があります。特に、人気メーカーの比較的新しい機種や、未使用品・美品であれば、需要が見込めるかもしれません。ただし、出品から梱包、発送まで全て自分で行う手間がかかります。また、衛生面を気にする購入者も多いため、商品の状態(清掃済みであること、傷や汚れの程度など)を写真や説明文で正確に、かつ丁寧に伝えることが非常に重要です。ノズル部分の清掃状況などは特に詳しく記載すると良いでしょう。トラブルを避けるためにも、誠実な対応が求められます。ウォシュレットを売却する際に共通して重要なのは、できる限り綺麗に清掃することです。特にノズル周りや便座の裏側など、汚れが溜まりやすい箇所は念入りに掃除しましょう。取扱説明書や付属品(分岐金具、取り付け工具など)が揃っていると、査定額がアップしたり、買い手がつきやすくなったりします。ただし、全てのウォシュレットが売却できるわけではありません。故障しているものや、あまりにも古い機種、衛生状態が著しく悪いものは、売却が難しいと考えた方が良いでしょう。売却を試みる場合は、手間や時間を考慮し、もし売れなかった場合の処分方法も併せて考えておくことが大切です。
ウォシュレット売却処分の可能性